2018年3月24日土曜日

3月24日



ここのところ  弟家族も含め
お客さんが続くと
みんな何かしらのお土産を持ってきてくれて
お土産好きとしては
とてもうれしい

おいしいものは大好きだけど
物に限らず  考え方とか
それはメールや
お便りなどでも
いろいろ受け取るものがある


山の家は自然がいっぱいで
静けさの中にいながら
こころもからだもせかせかと
慌ただしく生活していた

パン職人として
お店屋さんの店員として
そして村人として
ものすごく慌ただしく
受け取ったものを
ゆっくり味わう時間がなかったように思う

噛まずに喉に流し込むように
おなかだけ膨らまして
吸収したような気になって

それでも栄養になっていたけど
どんな味だったかは心に残らず
おいしかったよー  しか言えない
みたいな


今  私の生活は  とてもシンプルになり
ごはんを作る時間が来るのを待つような日々で
違う味を味わえることがチャンスとして
とても新鮮にこころに染み込んでくる

きっと前にも味わったことがあるかもしれないけど
今はゆっくり噛んで
脳に伝達させて
記憶に刻み込んで
飲み込むだけの時間がある

みんないろんなお土産を届けてくれるから
様々なその時間がとてもありがたい

そしてそれが  様々なようで
なかなか共通した
自分好みの味であることもありがたい


これからどうなっていくのかな
と思うとき
自分が何をしたいのか
と考えるとき
どちらも今の私が生きる状況は
先が見えて来なすぎて
不安に思ったときもあったけど

いろんなお土産を食べていたら
味の向こう側が見えてきた

何者でもない者になる

目指す頂点が見えたら
足が軽くなった


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